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研究用語辞典 単語の名前は知っていても、意味はしっかり理解できていますか?写真・図入りで分かりやすく研究用語を解説していきます。

ゲノム 研究用語辞典一覧へ
ゲノムとは、「ある生物をその生物たらしめるのに必須な遺伝情報」として定義されており、gene(遺伝子)+ -ome(総体)= genome (ゲノム)をあわせた造語です。
ほとんどの生物はDNAがその情報を担っています。DNAはグアニン、シトシン、アデニンおよびチミンという4つの塩基の並びによってさまざまな情報をコードしています。
遺伝子を扱う研究技術が進歩するにつれ、遺伝情報のもとであるDNAの全配列を決定することで、生物の多様性に関して重要な知見が得られるではないかと期待されました。そのため、ヒトゲノムをはじめ、様々な生物のゲノム解読計画(ゲノムプロジェクト)が大規模に実施されています。
その過程で、ゲノムと遺伝子について研究する分野も生まれ、「ゲノミクス」と呼ばれています。近年、さまざまな生物でゲノム解析が進み、その情報が次々と明らかになっています。2003年にはヒトのすべての塩基の並びが解明され、ヒトは2万個以上の遺伝子から成り立っていることが明らかとなりました。
【ゲノムの次は?】
特定の生物種の全てのゲノム情報が次々に明らかになっていく中で、その量がヒトをはじめとする高等動物と昆虫のような比較的下等な動物とで、予想していた以上の差がないということがわかってきました。

そこで、次の段階として遺伝子がmRNAへと転写される段階で生物種による差が生じ、多様化するのではないかと考えられました。その転写レベルでの変化を解析する手段として、マイクロアレイ解析などの技術が開発、汎用されるようになりました。
 
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