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研究.net ホーム > 研究現場レポート > 世界に誇る水処理の技術 オルガノ株式会社

世界に誇る水処理の技術

01.水ビジネスとは
02.オルガノ株式会社の事業紹介
03.オルガノ株式会社の歴史と将来ビジョン
04.これからの技術動向と求める人材像

オルガノ株式会社の歴史と将来ビジョン

水処理分野の代表的な企業であるオルガノですが、ここでその創業の歴史を振り返ってみたいと思います。

■創業と社名

オルガノは、1946年に株式会社日本オルガノ商会として、資本金5万円で長野県諏訪市にて創業しました。創業者は丸山正武氏(初代社長)。
丸山社長は、創業前の戦時中、陸軍医師として勤務していました。当時、戦地である硫黄島において水を飲み、お腹をこわす兵士が多くいたため、安全な水が必要ということで開発の指令を受けました。その後、終戦を向かえましたが、引き続き開発に従事。遂に無熱蒸留水製造装置を完成させました。

この装置の特徴は、加熱をすることなく、海水から真水をつくることができるという点でした。それまでは、海水を加熱し、さらにその蒸気を冷やしてつくるという方法がとられていました。この装置は、イオン交換樹脂を用いることで、NaClなどイオン分子を取り除き真水をつくります。つまり、海水を上から下に流し、加熱・蒸発という多大なエネルギーを用いることなく、イオン交換樹脂を通過させることで真水がつくられる画期的な装置を開発したのです。
その後、1951年には日本最初の大型純水製造装置を完成させました。
ちなみに、この初代装置に用いられたイオン交換樹脂は、有機ゼオライト(オルガニックゼオライト)、略名「オルガノライト」と呼ばれており、オルガノという社名は、ここに由来しています。

※イオン交換樹脂は、大きさ0.5mm〜1.0mm位の球状のプラスチックです。通常のプラスチックとは異なり、イオン交換する機能を持つ樹脂のため、イオン交換樹脂と呼ばれています。

■将来計画

近年、中国をはじめとしてアジアにおける事業機会の拡大とともに、日本製造業の海外進出が続いています。その影響もあり、国内では大型工場の建設計画は減少傾向にあります。そのような市場環境の中、これまでの電子産業中心のターゲットを産業全般に拡大。また、中国・台湾・マレーシアを中心に海外への積極展開を進めています。
具体的には、これまでは、半導体・LCD・偏向フィルム・HDD基盤・磁気ヘッド・LED等々の電子産業分野が中心でした。今後は、医薬品・食品・飲料品・機械・鉄鋼等の幅広い産業に適した水装置とソリューションを提供していく取り組みを進めていきます。

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