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バイオ系の用語ベクター

【ベクターとは】

ベクター(vector)とは一言で言えば「遺伝子の運び屋」のことです。ラテン語の「運び屋 (vehere) 」に由来しています。遺伝子組み換え操作のときに頻繁に用いられ、挿入する遺伝子断片の大きさや挿入目的によって、それを挿入するために様々な特徴を付加した媒体がベクターとして使い分けられます。例えば、ライブラリーをつくるためのベクターやクローニングするためのベクター、挿入したDNA断片からタンパク質を翻訳させる発現ベクターなどです。

ベクターにはウイルスベクターとプラスミドベクターが存在します。ウイルスが持つ病原性に関する遺伝子を取り除き、外来の目的遺伝子を組み込んだのがウイルスベクターです。細胞レベルから動物個体レベルでの遺伝子機能解析や、ヒトの遺伝子治療への応用が期待されています。ウイルスベクターにはアデノウイルス、アデノ随伴ウイルス(AAV)、レトロウイルス、レンチウイルスなどが応用されています。
一方、遺伝子組み換え実験に使うベクターは、バクテリアに内在性の自律増殖DNA(プラスミド)を応用したものです。人工的に変化させ、薬剤耐性遺伝子や制限酵素サイト、目的遺伝子などを追加して遺伝子クローニング実験に使いやすくしたプラスミドDNAで、プラスミドベクターといいます。

【各ベクターの特徴】

ウイルスベクターは一般的に感染効率が高いという特徴があり、頻繁に用いられます。ヒトへの感染も考えられるため安全キャビネットで取り扱う必要があります。
プラスミドベクターはウイルスベクターほど高い感染効率は望めない場合が多いのですが低毒性で生化学的なアッセイや目的の分子を常に発現する細胞株を樹立する場合に適しています。いずれのベクターも一長一短があり、研究現場では最終的な目的に合わせてベクターを選択します。

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