研究用語辞典

逆合成解析とは

化学系

最終更新日:2023.04.17

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逆合成解析とは

逆合成解析とは、有機合成において目的物から材料となる化合物、触媒や条件等効率のよい合成経路を導き出す手法のことをいいます。
具体的な手順は、まず目的物質からシントン(合成等価体)と呼ばれる理想分子断片を考えます。
このシントンとは実際に存在するのではありませんが、材料となる物質を決定する要素として非常に有用です。
この操作から出発物質が決定できたのなら、それに適した反応経路を当てはめれば逆合成解析は完了します。

下に例を示します。

逆合成解析の例

逆合成解析の実用動向

逆合成解析は、有機合成の分野においてより効率的な合成計画立案のために非常に有効な手段です。
そのため合成の研究開発現場では必須の技術となっています。

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