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バイオ系の用語miRNA

【miRNAとは】

miRNA(micro-RNA)とは、遺伝子発現を抑制する効果を持つ21〜25塩基程度の一本鎖RNAです。
ゲノム上にコードされていますが蛋白質へは翻訳されないnon-cording RNAで、分化、細胞増殖、アポトーシスなどの生物にとって欠かすことのできない生命現象に深く関わっていると考えられています。

【miRNAの原理】

まず、DNAからprimary miRNA(pri-miRNA)と呼ばれるループ構造を持つRNA鎖が転写されます。
次にDroshaという酵素によってこのループ構造が切断され二重鎖RNAとなり、さらにDicerによって切断され、短い二重鎖RNAができます。この短い二重鎖RNAのうちのmRNAと相補的配列をもつ一本がmiRNAなのです。
miRNAは複数の蛋白質と複合体を形成し、mRNAの3’末端非翻訳領域と結合して遺伝子発現を抑制します。
miRNAと似た作用機構をもつものにsiRNAがあります。
siRNAは目的のmRNAと完全に結合することで遺伝子発現を抑制しますが、miRNAは部分的にしか結合しないのでミスマッチを含む不完全な相補鎖でも翻訳阻害を引きこすことが知られています。
さらにsiRNAが蛋白質への翻訳領域のmRNAと結合するのに対し、miRNAは非翻訳領域の遺伝子発現を調節する領域から転写されたmRNAと結合します。

【miRNAの実用動向】

miRNAは様々な生命現象とかかわりを持っているため、さまざまな基礎研究が盛んに行われています。さらに、新しい診断法や治療薬としての応用も期待されており、特にmiRNAの発現パターンは癌とも関係しているといわれ、癌の診断などに用いる研究が進められています。
このようにmiRNAは研究対象として非常に注目されています。

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