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バイオ系の用語RNAi

【RNAiとは】

RNAi(RNA interference; RNA干渉)とは、二本鎖RNAと相補的な配列を持つmRNAが特異的に分解される現象です。元々、真核生物で広く保存されている遺伝子抑制機構の一つとして発見されましたが、近年では、人工的に二本鎖RNAを導入し、目的の遺伝子発現のみを効果的に抑制する技術として汎用されています。

【原理】

RNAiのメカニズムについては未だ完全には解明されていません。しかし、一般的に二本鎖RNAが細胞内で短い一本鎖断片に分解され、その断片と複数のタンパク質からなるRISC複合体により相補的なmRNAが分解されると考えられています。
生命現象を研究する際、その現象にどのような遺伝子の発現が関わっているのかを調べることが必要となるため、候補となる遺伝子の発現を人工的に制御し、変化を観察する実験が行われます。
一般的には、染色体上の目的遺伝子を破壊する形(ノックアウト)での機能阻害が行われてきましたが、実験操作が煩雑であることや成功率が低いことなどの課題がありました。
RNAiを利用することによって、従来よりもはるかに簡便かつ効率的に目的遺伝子の機能を阻害(ノックダウン)することが可能になるため、現在では様々な研究分野で欠かせない実験技術として汎用されるようになりました。

【実用動向】

今日、医学・生物学などのさまざまな分野において、RNAiは生命現象や疾患にかかわる遺伝子の機能解析するためのツールとして利用されています。
また、特定の遺伝子発現のみを効果的に抑制することから、疾患にかかわる遺伝子の機能を抑制する治療薬としての期待も高まっています。

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