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バイオ系の用語免疫染色

【免疫染色とは】

免疫染色(Immunostaining)とは、抗体を用いて実験サンプル中の抗原のみを検出する手法です。
抗体による抗原の認識反応は本来目に見えないものですが、これを目に見えるようにし(可視化)、特定の物質のみを検出するために発色反応を組み合わせたことから、一般的に免疫染色と呼ばれています。

【種類と原理】

免疫染色は、その検出方法の違いによって一般的に3種類の方法が用いられます。

(1)  オートラジオグラフィー法
抗体を放射性同位体で標識しておき、免疫反応後にその放射線を検出します。
(2) 酵素抗体法
抗体に発色反応で用いる酵素を標識しておき、免疫反応後に標識した酵素に対する基質を反応させます。この酵素反応によって生じた色によって目的物質を検出します。
(3) 蛍光抗体法
抗体に蛍光色素を標識しておき、免疫反応の後に蛍光色素に対する励起波長の光を当ててその蛍光を検出します。

上記(2)以外の手法は、検出に発色を伴わない(放射線と蛍光)ため、厳密な意味では「免疫染色」と呼ぶのは正しくありません。しかし、研究者の間では、慣習として上記全ての手法を含めて広義に免疫染色と呼んでいます。
また、検出方法だけでなく免疫反応(抗原抗体反応)にも2種類の方法があります。

・  抗原に直接結合する抗体に標識をし、一回の反応で検出する方法(直接法)
抗原に直接結合する抗体(1次抗体)には標識をせず一回目の反応を行い、1次抗体に対する抗体(2次抗体)に標識をして、2回目の反応で検出する方法(間接法)

【実用動向】

一般的に免疫染色は、以下の2パターンが汎用されています。

(1)  抗体の特異性を利用して組織サンプル(細胞や器官)上で目的物質の存在位置のみを染め分け、顕微鏡下で観察する方法
(2) 電気泳動を用いてタンパク質を分離した後、膜に転写し、その膜に対して免疫反応染色を行う方法(ウェスタンブロッティング
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