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バイオ系の用語微生物培養

【微生物培養とは】

微生物とは、人の肉眼では構造が判別できないような微小な生物を指す言葉です。体サイズが微小であることだけで区分されるため、原核生物(真正細菌、古細菌)のみならず、真核生物(藻類、原生生物、菌類、粘菌)、ウイルスや、ワムシのようなごく小型の動物も含まれます。

微生物の中には、ヒトを含む大型の動物や、高等植物などの体内では作ることのできない有用な物質を生成できるものが数多く発見されており、いまだ見つかっていない新たな有用物質を生産している微生物の発見も大いに期待されています。そのため、微生物の生態や物質生産メカニズムなどが古くから研究されています。微生物は、文字通り肉眼で見ることのできない微小な生物であるため、実験に使用する微生物を必要な量集めるためには、実験室で人工的に培養する必要があります。

【微生物培養の難しさ】

微生物培養は、その種類や生育場所の環境に応じて、どのような栄養分が必要か、温度はどのくらいが適切か、酸素は必要か、など様々な生育条件を検討し最適な環境を人工的に作らなければなりません。また、目に見えないために、特定の微生物のみを生育させる過程で、他の微生物が知らず知らずのうちに混入してしまう可能性もあります。そのため、微生物培養には、器具の加熱滅菌や、使用する試薬・水などの滅菌、無菌環境での実験操作などが必須となります。

【培養要らず?】

微生物を培養中の培地

特定の微生物に関する培養条件等が確定すると、その微生物の具体的な研究が進み、詳細かつ新たな知見が得られるわけですが、過去に例の無い新種の微生物の培養条件を検討する場合、研究を開始する以前にその培養条件の検討に多大な時間を費やしてしまうことがあります。そのため、近年では環境中(土の中、海水の中など)から直接DNAを抽出し、微生物の培養過程を行わずに、直接有用な物質を生産する遺伝子を見つけ出す「メタゲノム技術」が発達しており、注目を集めています。

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