研究用語辞典

ピペット操作とは

生物学系

最終更新日:2023.04.17

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ピペット操作とは

ピペットとは、少量の液体を、1μl~50mlの比較的少量測るときに用いる実験器具のことです。
極微量のサンプルを正確に測り取り、実験に使用する技術は、化学系・バイオ系に限らず、自然科学全般の実験において最も初歩的なものであると同時に、何度同じ実験を行っても必ず同じ成果が出るという、実験の「再現性」を得る上で最重要な技術であるといえます。

ピペットの種類

ピペットには、駒込ピペットに代表される簡易的で測定精度の低いものから、簡易的で汎用性がありながら、微量域での精度が比較的高いマイクロピペット、精度が極めて高いが、取扱いに注意が必要なメスピペット、ホールピペットといったガラスピペットが代表的なものとして挙げられます。
プラスチックを溶かしてしまう可能性のある薬品の使用が多い化学系の分野では主にガラスピペットが使用され、DNAやタンパク質等極微量の物質を頻繁に扱う分子生物学の分野では、先端のプラスチックチップが簡単に交換可能なマイクロピペットが汎用されます。
最近では、ピペットの先端を極めて細くすることが可能になったことで、顕微鏡下で細胞に直接DNAを注入すること等も可能になり、汎用されるようになりました。

マイクロピペットの一例

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