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化学系の用語有機合成

【有機合成とは】

有機合成とは、有機物を人工的に作る手法のことです。
人の尿に含まれていた尿素という有機物を、1828年に初めて無機物質からの人工合成に成功したことで、有機物が生物体内にある神秘的な物質ではなく、人工的に作れる物であることがわかり、有機合成が広く学問として成長してきました。
有機合成と一言で言うのは簡単ですが、実際に使用する多様な試薬の特性や扱い方といった基礎化学、危険物取り扱いの知識や、合成を進めていく各段階で、様々なクロマトグラフィー(分離)技術を駆使して必要な産物のみを分離する分離分析技術や、最終的に合成した物質をNMR、IR、UV、X線結晶構造解析などを用いて解析する構造解析技術など、多彩な技術が必要であり、化学系知識と技術の集大成とも言える研究手法です。
近年、遺伝子・タンパク質技術の大半は機械化、キット化され、汎用技術となっていますが、有機合成技術に関しては十分な知識と経験が必要であることから、そのスキルを持った人材が企業や公的研究機関から、多く求められるようになっています。

【有機化学】

有機化学とは、端的に言うと有機物を扱う学問分野を指します。
有機物とは、無機物と対比された言葉で、生物体内で作られる物質を一般的に有機物と言います。
つまり、人間や動物、植物や微生物、細菌に至るまで、全ての生物の体を構成する物質が有機物ということです。
DNAやタンパク質も、もちろん有機物です。

【実用動向】

有機合成大学などの基礎研究分野では、植物や微生物が体内で合成している有用な物質を人工的かつ安価に大量合成する方法の開発や、分子レベルでスイッチやロボットを作るといったナノテクノロジー分野で、有機合成技術が使われています。
企業では、製薬会社での薬剤合成はもちろん、ポリエチレンやビニール、フィルムといった実用化されている素材を超える新しい高分子素材を開発するような分野で特にこの技術が用いられています。最近では、携帯電話の液晶に使用されている有機ELといったものも有名です。

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