研究用語辞典

RNAポリメラーゼとは

生物学系

最終更新日:2023.09.14

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RNAポリメラーゼとは

RNAポリメラーゼは、DNAを鋳型にしてmRNAを合成する酵素です。
RNAの素となる4つのヌクレオシド(A:アデニン、U:ウリジン、G:グアニン、C:シトシン)を重合し、mRNAを合成します。

大腸菌のRNAポリメラーゼ

  • 1種類のみである。
  • ααββ'という4つのサブユニットから形成されている。

この4つのサブユニットをコア酵素といいます。コア酵素のみで転写を行うことができますが、プロモーター配列を認識することはできません。そのためにはσ因子が必要です。σ因子はコア酵素に結合してプロモーター配列を認識できるようにしますが、転写が開始されるとコア酵素から解離します。

真核生物

以下の3種類のRNAポリメラーゼを持ち、それぞれを使い分けています。

  • 35SrRNA前駆体を転写するRNAポリメラーゼⅠ
  • mRNAやsnRNA遺伝子の多くを転写するRNAポリメラーゼⅡ
  • tRNAとU6 snRNA、5SrRNA前駆体等を転写するRNAポリメラーゼⅢ
真核生物

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