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バイオ系の用語抗体作製

【抗体とは】

抗体とは、主に体外から侵入したウイルスなどの抗原に対する免疫応答によって生体内でつくられる、その抗原に結合する機能性タンパク質のことです。
抗体は主に血液中や体液中に存在し、例えば体内に侵入してきた細菌・ウイルスなどの微生物や、微生物に感染した細胞を抗原として認識して結合します。抗体が抗原へ結合すると、その抗原と抗体の複合体を白血球やマクロファージといった食細胞が認識・貪食して体内から除去するように働いたり、リンパ球などの免疫細胞が結合して免疫反応を引き起こしたりします。
これらの働きを通じて抗体は、脊椎動物の感染防御機構において重要な役割を担っています(無脊椎動物は抗体を生産しません)。1種類のB細胞は1種類の抗体しか作れず、また1種類の抗体は1種類の抗原しか認識できないので、ヒト体内では数百万〜数億種類といった単位のB細胞がそれぞれ異なる抗体を作り出し、あらゆる抗原に対処しようとしているのです。

【抗体作製方法】

抗体は、現在では抗毒素や抗がん剤、抗原抗体反応を利用した様々な検出試薬など、様々な用途に用いられています。抗体作製方法の1つとしては、ウサギ・ラット・ウマなど実験動物を用います。実験動物に作製したい抗体に対応する抗原を投与し、免疫によって体の中で目的の抗体を作製させます。その後、採血して目的の抗体の入った血液から血清を分離し、イオンクロマトグラフィーなどで精製をして目的の抗体のみを取り出します。
他にも抗体を生産する機能を持つ細胞を使えば、純度の高い抗体の作製が可能です。

【抗原抗体反応】

体を外部の異質物(異物)から守るため、この異質物を異質と認識し、無毒化もしくは排泄等を行う生体反応を抗原抗体反応と呼びます。
抗原抗体反応は、まず抗原にある活性部位(抗原決定基)と抗体にある抗原結合部が静電力、ファンデルワールス力、水素結合などによって短時間内に特異的に結合します。この関係は鍵と鍵穴の関係に例えられ、完全に一致したときにこの抗原抗体反応が起きます。
例えばスギ花粉症の場合、スギ花粉が抗原ということになります。これに対して抗体は、この抗原を除去するための生体側が持っている防御因子のひとつで、体液中に存在しています。

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