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化学系の用語放射線・放射能

【放射線・放射能とは】

放射性核種元素とは、核分裂によって放射線を放出する物質のことをといいます。自然界にはウランやトリウム、ラジウムなどが存在します。 放射線と放射能はよく混同されて用いられますが、放射線は核分裂の際に放出される大きなエネルギーのことであり、α線、β線、γ線等があります。放射能とは、放射線を放出することができる能力の事を指しており、これは時間と共に減少します。 放射能が半分になる時間を半減期といい、一秒未満のものから百億年以上と、その時間の長さは核の種類によって異なります。

【放射性廃棄物】

地震の影響で漏洩した放射性物質の廃棄方法が話題となっていますが、放射性廃棄物は通常ではどのように処理されているのでしょう? 日本の軽水炉型原子力発電所の燃料には質量数235のウランが利用されています。このウランは中性子を強く照射して様々な核分裂を連続的に誘起して、平均して2.43個の中性子を放出します。この質量数235のウランの濃度が下がり使用できなくなると、使用済み核燃料として保管されます。日本では、使用済み核燃料の大部分が原子力発電所に設置された重水プール中で保管されています。これらは高レベル放射性廃棄物と呼ばれ、半減期が数億から数十億年であり、時間による減衰が見込めないため、地中深くに埋めて隔離しようとする研究が行われています。
一方、比較的低い放射能しか持たない廃棄物のことを低レベル放射性廃棄物といいます。気体状のものは放射能を減衰させた後、安全を確認後に大気中に放出され、液体状のものは蒸発濃縮した後セメント等で固めてドラム缶に詰めて保管されます。固体状のものは貯蔵タンク内で放射能を減衰後に固め、ドラム缶に詰めて保管されます。このようなドラム缶が、年間3万本以上増加しており、どの原子力発電所のプールも満杯状態で、1990年代から埋設されているのです。これらの放射性廃棄物は、放射能が安全上問題ないレベルに減衰するまで、約300年間管理する予定になっています。

【参考図書】
知ってナットク!カガクニュースの基礎知識 発行所:株式会社化学同人 発行者:曽根良介 p.18〜19

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